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ザウバーのボス、バクーで6位入賞のルクレールを称賛

2018年05月03日(木)5:33 am

ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールが、先週末に行われた今季のF1第4戦アゼルバイジャンGPでシャルル・ルクレールが見せた走りを称賛した。

2017年のF2チャンピオンであるモナコ出身のルクレールはフェラーリの育成アカデミーメンバーだ。昨年のチーム首脳体制変更に伴って新チーム代表に就任したバスールはフェラーリとの関係強化に動き、メルセデス所属ドライバーのパスカル・ウェーレインに替えて今季はルーキーのルクレールにシートを与えていた。

だが、20歳のルクレールは今シーズン開幕当初はあまり目立つ活躍はできていなかった。ところがアゼルバイジャンでは予選で初めてQ2に進出して14番グリッドを確保すると、決勝でもフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)をオーバーテイクしてみせるというパフォーマンスを発揮して6位入賞を果たしたのだ。

フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』から今回のルクレールのパフォーマンスには驚かされたかと質問されたバスールは「ノー」と答え、次のように続けた。

「土曜日には、彼は予選で素晴らしい力を見せたし、レースに向けて自信を得ていた。彼は金曜日にもいいペースを示していたし、いい見込みがあることも分かっていたんだ」

来週末に行われる次戦F1スペインGP(13日決勝)からF1はヨーロッパに戦いの舞台を移すことになるが、バスールはルクレールがいいタイミングで自分のパフォーマンスを示すことができたと考えている。

「シーズン序盤はうまくいかなかったが、今回の結果で彼は自信を持つことができるようになる」

「それはチームにとっても同じだ。我々には段階的に前進し続ける必要があるとはいえ、全員の自信とモチベーションにとっていいことだからね」

とは言え、バスールはスペインGPの舞台となるバルセロナ-カタルーニャ・サーキットではアゼルバイジャンGPが行われたバクー市街地サーキットとは異なる展開が待っているだろうと考えている。

「バクーは我々のクルマに合っていたんだ。空気抵抗は小さく、ダウンフォースもそれほど必要なかったから非常にパワフルなエンジンを生かすことができた。だがバルセロナでの次の週末は話が違ってくるだろう」

そう語ったバスールは次のように付け加えた。

「カナダ(第7戦/6月10日決勝)まで待たないとならないよ。あそこはまた我々によく合うサーキット(ジル・ビルヌーブ・サーキット)だからね」

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