伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナ。当時34歳だったブラジルの英雄は、1994年5月1日に行われたF1サンマリノGPのレース中に事故死した。
F1世界チャンピオンを3回獲得したセナは、通算出走回数161回で41勝、表彰台80回、ファステストラップを19回記録した。その中でもポールポジション65回は偉大な記録として語られている。セナのポールポジション65回を抜いたのはミハエル・シューマッハ(歴代2位、68回)、そしてルイス・ハミルトン(歴代1位、73回)の2人のみだ。
ブラジル人F1ドライバーでセナの大先輩にあたるエマーソン・フィッティパルディは動画の中でこう語る。
「ドライバーとしても一人の人間としても素晴らしかった。モーターレースへの情熱と愛を持っていた。
アイルトンが私たちの記憶に永遠に残ることは素晴らしいことだ」
セナが亡くなる前日には、オーストリア人ドライバーのローランド・ラッツェンバーガーがクラッシュで亡くなっていたが、セナのマシンからはオーストリア国旗が見つかっていた。セナはレースを走り終えた後、ラッツェンバーガーのためにオーストリア国旗を掲げようとしていたのだった。しかし、セナがレースを走り終えることはなく、全世界が悲しみに暮れた。
■動画:アイルトン・セナ(1:08)