マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、先週末に行われたF1アゼルバイジャンGPでは自分もチームメートのダニエル・リカルドも少しやり過ぎたかもしれないと認めた。
バクー市街地コースで行われたアゼルバイジャンGP決勝で同士打ちクラッシュを演じてしまったフェルスタッペンとリカルドだが、当然ながらレース後にはチーム内外から強く非難されることとなってしまった。
直接的にはリカルドがフェルスタッペンに激しく追突してしまったわけだが、メルセデスF1チームの非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、ブレーキング時にラインを変えたフェルスタッペンの方に70%の責任があると指摘している。
フェルスタッペンとリカルドはそのクラッシュに至るずいぶん前から激しい順位争いを展開していたが、フェルスタッペンは母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』に対し、「あれはテレビで見るにはよかっただろうと思っているよ」と語っている。
だが、20歳のフェルスタッペンは、そのクラッシュに関してメディアが後からいろいろ報じていることにはあまり耳を傾けるつもりはないと次のように主張した。
「外部の者が後から判断するのはかなり簡単なことだよ。時速320kmで走っているときに比べればね」
とは言え、フェルスタッペンもあの事故を振り返ると自分自身に少し怒りを覚えると認め、次のように続けた。
「ああ、完走できなかったことは申し訳なく思っている。そして最悪なのは相手が自分のチームメートだったってことさ」
「どちらのミスだったかということはあまり重要じゃないんだ。チームメートであれば、お互いにクラッシュしたくはないものだからね。もちろんチームだってあれにはがっかりしていた。だけど僕たちもあれで満足だったわけじゃないよ」
そう語ったフェルスタッペンだが、今回のバクーでのアクシデントにより、自分もリカルドも学ぶことができたと思うと次のように続けた。
「恐らくそうだと思う。僕たちはうまくレースをしていたんだ。だけど不運なことにあのときはうまくいかなかった。今後僕たちが一緒にレースをするときは、あまりハッスルし過ぎないようにする必要があるかもしれないね」