デンマークがF1グランプリを誘致すべく懸命な取り組みを続けているようだ。
デンマークでは首都コペンハーゲンでの市街地レースとしてF1開催を目指している。そしてそのオーガナイザーたちが同様の市街地サーキットでF1が開催されたアゼルバイジャンのバクーを訪問し、現地のレース主催者たちと会っていたことが明らかとなった。
■コペンハーゲンにF1開催の障害はない
デンマークの投資銀行サクソバンクの共同設立者であるラース・サイヤー・クリステンセンを伴ってバクーを訪れた政治家のヘルゲ・サンダーはデンマークの『BT』紙に次のように語った。
「我々は金曜日にアゼルバイジャンGPの責任者と会談を行った」
「彼は大都市の中心部でF1レースを運営することに関する難しさについてすべて語ってくれた。だが、我々をちゅうちょさせるものは何もなかった」
サンダーとクリステンセンは、現在デンマーク出身ドライバーのケビン・マグヌッセンが所属するハースのチーム代表ギュンター・シュタイナーとも会っていたという。
■ヘルマン・ティルケも太鼓判
コペンハーゲンが提唱する市街地コースのレイアウトに関しては、すでに近代F1サーキット設計者として知られるヘルマン・ティルケのお墨付きも得ているようだ。
「コペンハーゲンはF1にとって素晴らしい場所になるだろう」
バクーでそう語ったティルケは次のように付け加えている。
「あの街はユニークだし、提案されたサーキットは象徴的なビルディングを背景に持つ非常に美しいものとなるだろう」