2018年第4戦アゼルバイジャンGPの初日にFP1、FP2が行われ、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはGP2でこのコースを経験しているが、ブレンドン・ハートレーは初めての走行となった。
●【他の画像とFP2結果】F1第4戦アゼルバイジャンGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
■ピエール・ガスリー
FP1:9番手、1:46.492、18周
FP2:15番手、1:44.712、39周
■ブレンドン・ハートレー
FP1:12番手、1:46.747、32周
FP2:18番手、1:45.051、36周
■ジョナサン・エドルズ(チーフ・エンジニア)
「バクーは今までのサーキットとはかなり違ったことを求められるコースです。特に、2kmのストレートにおける空力面での調整がカギとなるため、このコースに特化した空力コンポーネントを持ち込みました。
今朝はコースが汚れていて埃っぽく、グリップもなかなか得られなかったため、序盤はタイムを出せずにいました。路面状況の問題によってフロントがロックしやすく、制御できなくなる症状を、どのドライバーも感じていたと思います。
難しい状況の中、さらにピエールのマシンにはいくつかの問題を発見しました。PUに多少の変更が必要となったほか、空力テストもいくつか行いました。したがって、ベストな状態を引き出すことができず、ピエールにとっては不本意なFP1の結果となってしまいました。
一方、ブレンドンにとっては問題のない一日となりました。FP1ではいくつかのメカニカルテストを実施し、FP2に向けて空力調整も行うことができました。路面温度が下がったので、タイヤを上手く作動させるための調整作業も行いました。
FP2は問題なく走行できたものの、特にロングランでは期待していたペースでの走行とはなりませんでした。もっとタイムアップができるはずなので、今夜の作業で明日に向けて改善するべき所を見つけたいと思います。
スリップストリームがこのコースのカギです。最終コーナーから先ではスリップで少なくとも0.4~5秒を稼げます。これで最速タイムを出したチームもありましたが、私たちはスリップなしでのタイムでした。
予選でスリップを作り出してタイムアップすることは難しいですが、考慮すべき要素だと思います。今夜はやるべきことが沢山あるので、チーム一丸となって取り組みたいと思います」。