メルセデスの前モータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグが、前戦F1中国GPがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとっては転機となったかもしれないとの考えを示した。
以前からその攻撃的ドライビングスタイルには賛否両論あるフェルスタッペンだが、今年の第3戦中国GP決勝では現在ランキングトップの位置にいるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対してあまりにも不用意な攻撃をしかけてクルマ同士が接触するという事故を起こしていた。
フェルスタッペンはその後メディアからの一斉砲火を浴びることとなってしまったが、メルセデスF1チームの非常勤会長を務めるニキ・ラウダにいたってはフェルスタッペンの“知性”を疑うというようなコメントまで発していた。
だが、2012年シーズンまでメルセデスのモータースポーツ責任者を務めていたハウグは、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に対して次のように語っている。
「あれは、彼(フェルスタッペン)がライバルたちにクラッシュしたり自分のタイヤをすり減らしたりすることより、もっと計算された攻撃性を示すための助けとなる重要な経験となったはずだ」