トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、バクー市街地サーキットで行われる2018年F1第4戦アゼルバイジャンGP(29日決勝)を前に次のようにコメントした。
■ピエール・ガスリー
「バクーは本当にエキサイティングなサーキットだよ。まず、市街地サーキットだからどこもかしこも壁で囲まれていてリスクも2倍かそれ以上になる。だけど、長いストレートがあるこのサーキットの特性によっても興味深いものになっていると思うんだ。ものすごく速いよ。昨年のF1の最高速は本当にすごかったと思っている。だからドライバーとしてはすごくワクワクするけれど、同時にものすごくリスキーでもあるね」
「あそこに行くのが楽しみだよ。昨年はリザーブドライバーとしてレースを見ていたことを覚えているけれど、シーズンの中でも最高レベルにエキサイティングなレースだった。だから今年はそこに自分が加わることができるのがうれしいし、僕たちにとっていい風が吹くことを期待しているよ」
「城のそばの狭い部分はF1サーキットの中でも最もタイトなコーナーだろうと思っている。見方によれば、あそこはかなりタイムを稼ぐことができるコーナーだし、同時にすべてを失う可能性があるコーナーでもある。低速コーナーだからね。低速コーナーでの最低速度が時速数キロメートル違えばそれによってかなり大きくタイムを稼ぐことができるんだ」
「あそこは走るたびに面白いよ。バリアから数センチのところですべての周回を行うわけだからものすごい集中が必要になるんだ。ほかのサーキットなら外側の縁石に少しばかり大きく乗って、芝生に少し乗りながらタイヤから砂ぼこりを上げながら走ることもできるだろうけれど、ここはそういうサーキットではないよ。ここではほんの数センチ膨らんだだけでまっすぐウォールに突っ込んでしまうし、それでおしまいさ!」
「中間の部分もエキサイティングだよ。あそこは本当にテクニカルなんだ。あそこでのオーバーテイクは不可能だし、そこからストレートに入ったときにオーバーテイクのチャンスが生まれ始める。ストレートはものすごく速く感じるよ。ウォールをすぐそばに感じるし、ターン1に向けてブレーキングするときはさらに速く感じるのも確かさ」
「僕はここで行われたGP2のレースでは最終的に2位でフィニッシュしたんだ。最後の1周まで勝利を目指して戦うことができたいいレースだったよ。18番手からスタートして2位になったんだからね。ものすごいレースだったけれど、忘れられないものになったのも確かだね」