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2019年はホンダかルノーか?夏までには決めたいとレッドブル

2018年04月24日(火)16:45 pm

“レッドブルは2019年に組むエンジンサプライヤーを選べる立場にある”

そう主張するのはレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーだ。

■うわさではレッドブル・ホンダ誕生の可能性大

ルノーと組んで2010年から2013年までF1タイトルを独占してきたレッドブルだが、2014年にPU(パワーユニット)と呼ばれる現行F1エンジンが導入されるとメルセデスが圧倒的な力を発揮。レッドブルは1シーズン中に何勝かするのがやっとという状態に陥ってしまった。

これによりレッドブルとルノーとの関係も悪化。ルノーがフルワークス体制でのF1挑戦再開を決めたこともあり、2015年にはレッドブルはメルセデスやフェラーリとエンジン供給についての交渉を行った。だが、これらの交渉はすべて不調に終わり、一時はレッドブルが2016年に搭載するエンジンを失う可能性すらあった。

最終的にはルノーからPUを購入してそれにスポンサーであるタグホイヤーの名称を付けて戦っているレッドブルだが、ルノーとの関係は今年限りで解消し、2019年からはホンダPUを搭載する可能性が高いとうわさされている。

■ルノーかホンダを選べる立場にあるとホーナー

だが、ホーナーは、現時点ではレッドブルは2019年に向けてルノーかホンダのどちらかを選択することができる状態にあるとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「幸いなことに、我々には選択肢がある」

「ルノーは我々との仕事を継続したいと望んでいるし、ホンダに関しては我々が最前列の席を確保している。我々としては彼らがどれだけ進歩を見せるか観察することができるんだ」

そう語ったホーナーは、2019年のエンジンサプライヤーをどこにするかという決断は「夏休み」までには行う必要があると認めている。

■ホンダとの関係強化に動くレッドブル

だが、レッドブルの視線がより強くホンダに注がれているのも確かなようだ。

ホーナーは、レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが現在懸命に日本語を学んでいることを認め、ほほ笑みを浮かべながら次のように付け加えている。

「ヘルムートはすごく才能が豊かなんだ。現時点では、我々にとって彼は日本のマスコット(幸運をもたらすもの)だよ」

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