元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが、ポルシェが2021年にF1参戦することを検討していると語った。
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2016年シーズン限りでWEC(世界耐久選手権)から撤退したポルシェだが、最近同シリーズでタイトルを獲得したLMP1(WECの最高峰プロトタイプカテゴリー)マシンの改良版を用いてベルギーのスパ・フランコルシャンでタイムアタックを実施。F1マシンによるコースレコードを破るパフォーマンスを示したことが報じられている。
こうしたことは、エンジンを含むF1ルールが大きく変わることになると予想されている2021年からポルシェがF1参戦することを視野に入れている証拠にほかならないと見ている者も少なくない。
かつてマクラーレンやフェラーリで活躍したF1ドライバーであり、現在はDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の最高責任者を務めるベルガーはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「ポルシェは2021年にF1に参入することを考えている」
「彼らは新しいエンジンレギュレーションが決まるのを待っているところだ。それは5月に発表されるはずであり、それを受けて決定を下すことになるだろう」
また、昨年からF1の新オーナーとなったリバティ・メディアによる指名を受けてF1モータースポーツ責任者を務めているロス・ブラウンは、ポルシェがF1に来るのは大歓迎だと次のように語っている。
「我々はF1にポルシェのようなビッグネームが来て欲しいと望んでいるし、それに向けた新たな環境を整備しようとしているところだ」