2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、かつて自分のチームメートであったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がそのうちまた調子を取り戻すだろうと考えている。
2017年に通算4回目のF1王座についたハミルトンだが、今季はまだ1勝もすることができていない。そればかりか先週末に行われた第3戦中国GPでは予選4番手、決勝でも4位とふだんのハミルトンらしさのないレースに終わっていた。
2013年から4年間にわたってメルセデスでハミルトンのチームメートだったロズベルグはブラジルの『Globo(グローボ)』に「ルイスにはそうしたことがよくあるんだ」と語り、次のように続けた。
「物事が完ぺきにいかなくなると、彼は気が動転し始め、やる気も少し失ってしまうんだ。そしてしばらくの間苦しむことになる」
「彼のインタビューを聞けば、彼が本当に苦しんでおり、何が起きたのか本当に理解できていないことが分かると思うよ」
「通常、そういうことは1レースか2レース、あるいは3レースほど続くんだ。そして彼のライバルにはそのチャンスをうまく生かすことが必要になる」
2016年に初のF1ドライバーズタイトルを獲得し、その直後に突然F1を引退してしまったロズベルグは次のように付け加えている。
「セバスチャン(ベッテル/フェラーリ)は中国ではそうすることができなかった。あれは彼にとって大きな打撃だったよ。なぜなら、ルイスは常に強さを取り戻して復活するからね」