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ロバート・クビサ「自分が先生だとは思っていない」

2018年04月05日(木)5:25 am

ロバート・クビサが、自分はウィリアムズの若手ドライバーたちの“先生”などではないと主張した。

ロータス・ルノー在籍時の2011年シーズン前にラリー事故で大けがを負ったクビサだが、今年8年ぶりにF1の世界へ戻ってきた。だが、それは正ドライバーではなく、ウィリアムズのリザーブ兼開発担当ドライバーとしてだ。

■ウィリアムズの若手ドライバーコンビには疑問の目も

昨シーズン後には、クビサがウィリアムズの2018年のシートを獲得するのはほぼ間違いないと報じられていたときもあった。だが、ウィリアムズは結局、潤沢なスポンサー資金を持つロシア人若手ドライバーのセルゲイ・シロトキンの起用を決定した。

これにより、2018年のウィリアムズのドライバーラインアップは昨年F1デビューした19歳のランス・ストロールと22歳のルーキー、シロトキンという経験値の低いコンビとなったわけだが、これに関してはファンやF1関係者から疑問の声も上がっている。

■自分は先生ではないとクビサ

中には、ウィリアムズでは経験のあるクビサに若い2人の指導も委ねるつもりかもしれないと考えている者もいるようだ。しかし、クビサは母国ポーランドの『TVP Sport(TVPスポルト)』に次のように語った。

「僕が先生で、彼らが僕の生徒だなんて言うつもりはないよ」

「だけど、彼らの経験が少ないのは確かだ。最初は誰でもそうだけどね。F1は複雑なスポーツだからね」

「ランスとセルゲイは僕に質問してくるよ。ストロールの方がシロトキンより多いけどね。別にセルゲイとうまくやれていないというわけじゃないんだ。恐らく、ランスの方がすでに少し経験してきているから彼は何を質問すればいいかが分かっているんだろう」

■目標は予選Q2進出だとシロトキン

一方、今年念願のF1デビューを飾ったシロトキンは、開幕戦でのウィリアムズや自分のパフォーマンスにはがっかりさせられたと次のように語った。

「メルボルンに行ったときは、もっと期待していたんだ」

「特に、自分自身ももっとやれるはずだと思っていた。だけど、予選で示された結果(19番手)ほどひどくはないし、近い将来には進歩を遂げることができるはずだと強く期待しているよ」

「僕たちの目標は中団グループ内に足場を築くことなんだ。つまりそれは予選でQ2に進み、最後のセッションに向けて戦い、ポイントを争うことを意味している」

そう語ったシロトキンは次のように付け加えた。

「確かに、オーストラリアでの僕たちはそこからはかなり遠い位置にいた。だけど、あれはシーズンを通じて僕たちを待ち受けている失敗のひとつに過ぎなかった。僕は本当にそう願っているよ」

●シロトキン「クビサは妨害策を講じるような人物ではない」

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