■主なトピック
・フェラーリのセバスチャン・ベッテル、2列目のスタートからピットストップ戦略を生かし、スリリングなレースを制す
・温暖なドライコンディションの下、ウルトラソフト−ソフトの1ストップ戦略が主流に
・レッドブルのダニエル・リカルド、グリッド降格ペナルティを受けながらもスーパーソフト−ソフトと繋ぐ戦略で4位を獲得
●【高画質画像と決勝レース結果】F1オーストラリアGP決勝のタイム差、周回数、ピット回数
■【ピレリ】レースレビュー
ピットストップ戦略がオーストラリアグランプリの鍵を握りました。フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ライバルたちよりも長いオープニングスティントのアドバンテージを活かし、バーチャルセーフティーカー導入周回中にピットストップを行いました。この結果、ベッテルは、メルセデスのルイス・ハミルトンの前でコースに戻りトップに躍り出ました。
ポールポジションからスタートしたハミルトンは、フェラーリのキミ・ライコネンのピットストップに反応して、グリーンフラッグの下、ベッテルよりも先にピットストップを行っていました。
ウルトラソフト−ソフトと繋ぐ1ストップ戦略が主流となった中、レッドブルの両ドライバーは、スーパーソフト−ソフトと繋ぐ戦略を採用しました。ダニエル・リカルドは、グリッド降格ペナルティ後のスタートから、表彰台に迫る4位でフィニッシュしました。
メルセデスのバルテリ・ボッタスとマクラーレンのストフェル・バンドーンも主流とは異なる戦略を実行しました。両ドライバーは、ウルトラソフト−スーパーソフトの 1 ストップ戦略でポイントを獲得しました。
■マリオ・イゾラ(ピレリ・カーレーシング責任者)のコメント:
「セーフティーカーの前後でグランプリの様相が一変し、それがフェラーリのクレバーなピットストップ戦略を勝利に結びつけました。
トップ 5 のドライバーたちがファイナルラップまで激しく競い合い、最後まで接戦が展開されました。中盤の長いセーフティーカー導入によってタイヤの摩耗とデグラデーションが最小化され、大半のドライバーが1ストップ戦略を採りました。
決勝で使用された全3種類のコンパウンドの動作は極めてポジティブでした。2台のマシンは、最も硬いコンパウンドを使用することなく1ストップ戦略でフィニッシュしました」。
●【トロロッソ・ホンダ】フランツ・トスト代表「良い結果を期待していたがMGU-Hに問題発生。次戦に向けて仕事が山積み」
●【ホンダF1】「MGU-Hに問題・・・日本で分析・対策する。休むことなく次戦の準備を」
●【トロロッソ・ホンダ】ブレンドン・ハートレー「フラットスポットの後はパンク。それで終わったよ」
●【トロロッソ・ホンダ】ピエール・ガスリー「突然エンジンがオフになって・・・テストでは何もなかったのに」
●【ハース】悪夢・・・大量ポイントを失ってさらに罰金130万円。ナットの緩みの代償は高かった
●【ハース】「フェラーリのクローンだ」とあざけるアロンソにハース勢が言い返す
●【ウィリアムズ】「信じられる?」シロトキンのリタイアの原因は“サンドイッチ”