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【ハース】悪夢・・・大量ポイントを失ってさらに罰金130万円。ナットの緩みの代償は高かった

2018年03月25日(日)22:34 pm

F1オーストラリアGP決勝レースの序盤、4番手と5番手を走行していたケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンだが、2台ともピットイン時にホイールナットの締め付けが緩かったというピット作業ミスのため、安全上の理由からリタイアした。

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)から「フェラーリのクローンだ」と言われているハースは、レース序盤から3強の一角であるレッドブルを抑え込んで好走。しかし、悲劇の事件はピットストップでほぼ同時に訪れた。

まず前を走っていたマグヌッセンがピットインしてタイヤ交換。勢いよくピットアウトしていった直後、左リアタイヤを交換したクルーが大きなジェスチャーをしながら悔しがった。左リアタイヤのホイールを十分に締め付けできないまま車が出ていってしまったのだ。

そして次にピットインしてきたグロージャンも、今度は右フロントタイヤのホイールナットの締め付けが緩いままピットアウトさせてしまっていた。

チームは無線で「ストップ、ストップ」と2人のドライバーたちに立て続けに伝えることになってしまい、2台はコース脇でリタイアするというショッキングな映像が飛び込んできていた。

レギュレーションでは、「アンセーフ・リリース」という安全に関する厳しいルールがある。タイヤホイールを十分に締めずにピットアウトさせることは危険な行為であり、厳しい裁定が下されることはよく知られている。

そしてFIA(国際自動車連盟)のレーススチュワードが公式に発表した書類には、危険な状態でピットアウトさせたとして、各々5000ユーロ、合計1万ユーロ(約130万円)の罰金がチームに科せられた。

金曜日からレース序盤まで好調だったハースは、130万円の罰金と大量のポイントが手からこぼれ落ちるという、散々な週末になってしまった。

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