いよいよ開幕したF1オーストラリアGP。これまで冬のテストでは各チームは様々な事を試していたため真の実力は見えてこなかったが、開幕戦での初日の走行を終えて、かなりその実力差が見えてきた。
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■開幕戦予想
ショートランでもロングランでもやはり速かったメルセデスは、予選Q3で“特別な予選エンジンモード”を持っており、ポールポジションに最も近いだろう。しかし、フェラーリとレッドブルが飛び込んでくることも十分予想でき、3強の戦いに注目だ。
そして、歴史が証明するようにメルボルンではポールポジションが全てではない。1999年に優勝したフェラーリのエディ・アーバインは、11番手からスタートした。また、過去8回のうちポールポジションから優勝したのは2回だけだ。2017年はルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得したが、優勝はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だった。
もしメルセデス勢が最前列を独占することができたとしても、ライバルたちの好スタートによってシルバーアローから勝利を奪うことができるだろう。特にメルボルンは追い抜きが難しいため、DRSゾーンが3箇所も設置された初めてのF1サーキットであったとしても、抜かれるリスクは少ない。
フェラーリのコピーとも言われるハースは驚くべきパッケージのようだ。ザウバーを除く中団グループはタイトな争いになるだろう。
雨が降るとグリッドはシャッフルされる可能性があり、レースはより一層激しいものとなりそうだ。
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