元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、もし本当にフェラーリがF1から撤退するようなことになったら「びっくり仰天するだろう」と語った。
昨年F1新オーナーとなったリバティ・メディアは、現在のF1を改革していくことを目指している。そして昨年10月には2021年以降に導入を検討している新F1エンジン規格案を提示。さらに、今後F1チームの予算に一定の上限値を設けることも検討している。
だが、メルセデスやフェラーリはこうしたリバティ・メディアの方針に反発。特にフェラーリの場合は会長のセルジオ・マルキオンネが2020年シーズン限りでF1から撤退する可能性を示唆するなど、今後事態がどのような進展を見せるかに注目が集まっている。
だが、かつてウィリアムズやレッドブルで活躍したウェバーは、メルボルンのローカル紙『The Age(エイジ)』に次のように語った。
「今は裏で少しばかりチェスの試合が行われているような感じだね」
だがウェバーは、フェラーリは最終的にはF1にとどまるはずだと考えている。
「彼らは(F1で)自分たちのテクノロジーを示したいんだ」
「(F1は)非常に先進的で高度なテクノロジーが使われるスポーツだし、魅力的でもあるからね」
そう語った41歳のウェバーは次のように付け加えた。
「もしフェラーリが2021年にいなかったら僕は間違いなくびっくり仰天するだろうね。でも、絶対にないとは言えないけれどね」