マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、今週末に開催される2018年F1開幕戦オーストラリアGP(25日決勝)では信頼性に関する不安はないと語った。
■トラブルが多発したシーズン前テスト
昨シーズン限りでホンダとの関係を解消し、今年はルノーからPU(パワーユニット)供給を受けることを決めたマクラーレンだが、2月末から合計8日間にわたって行われた公式シーズン前テストでは信頼性の問題が多発し、満足のいくテストを行うことができずに終わっていた。
「冬のテストでは期待していたような信頼性がなかった」
そう述べたブーリエは次のように付け加えた。
「だが、我々が直面した問題はその後すべてファクトリーに戻って対処されたよ」
■過度の期待はしていない
オレンジをメインとする新カラーリングが施されたマクラーレンの2018年型F1マシンMCL33は表彰台や勝利を狙うことができるだけの力を発揮するだろうと見ている者もいる。
だがブーリエは、シーズン前テストがあまり順調に進まなかったこともあり、すぐに高いレベルのパフォーマンスを発揮できると期待し過ぎるのは禁物だと考えている。
「我々は一夜にして奇跡がもたらされるなどとは期待していないよ。決してそんなことはない」
そう述べたブーリエは次のように付け加えた。
「だが、今週末に我々が全力を尽くすつもりだということは確かだ」