ルノーのカルロス・サインツが、最近自分のボスであるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)が行ったコメントには「全然驚かなかった」と語った。
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■サインツ加入がヒュルケンベルグの刺激になったとアビテブール
数日前、ルノーF1プロジェクトを率いるアビテブールはF1公式シーズン前テストが行われているバルセロナにおいて、昨シーズン終盤にジョリオン・パーマーに代わってサインツを新たなチームメートに迎えたことがニコ・ヒュルケンベルグにいい意味でのプレッシャーを与えたようだと語っていた。
アビテブールは、パーマーのときにはチームメートのことをほとんど気にしていなかったヒュルケンベルグが、サインツの走りを見て彼がどういう状態で走っていたのかなど、かなり気にしていたというエピソードを紹介したのだ。
■それは当然だと自信をちらつかせたサインツ
そのアビテブールのコメントについての質問を受けたサインツは、母国スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。
「そのことが僕のやる気につながるかって?」
「チームメートが常に自分の隣にいるドライバーの様子を見ていることはすでに僕だって分かっていたよ」
「だから、僕が最初のレースであまり彼と差のない走りを見せたことでニコも間違いなくそれが気になるだろうと思っていたんだ」
そう語った23歳のサインツは次のように付け加えた。
「だから、僕は全然驚かなかった。シリルがああ言ったのは普通のことだと思っているよ」