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【マクラーレン】バルセロナでのトラブルはそれほど深刻ではない

2018年03月08日(木)16:56 pm

マクラーレンの主要人物たちが、2017年限りでホンダとの関係を解消してルノーPU(パワーユニット)にくら替えしたのは間違いだったのではないかといった論評に対して反論を行った。

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2015年から2017年までマクラーレンへワークスPUを供給していたホンダだが、期待された結果を残すことができず、2017年限りでマクラーレンから別れを告げられてしまった。

だが、今季からトロロッソのワークスPUサプライヤーとなったホンダだが、ここまで合計6日間にわたってバルセロナ行われてきた公式F1シーズン前テストではほとんどトラブルを抱えることなく、信頼性とともにそのスピードも大きく改善されたことを示している。

一方のマクラーレンは、今年から搭載したルノーPUにトラブルが多発し、テストで満足に走行できない状態が続いている。

■トロロッソと比べられるのも無理はないとブラウン

「我々がトロロッソと比較されるのは当然だろう」

エグゼクティブディレクターとしてマクラーレンを率いるザック・ブラウンはそう語ると次のように続けた。

「ホンダはすごくいい仕事をしているよ。だが、私の姿勢に変化はない。遅かれ早かれ彼らはうまくやるだろうと予想していたし、我々も彼らの健闘を祈っている」

「しかし、我々は自分たちのことに集中しているよ」

■心配なく安眠できているとアロンソ

実際のところ、ルノーPUを搭載し、カラーリングもオレンジ一色に刷新されたマクラーレンの2018年型車MCL33は、ここまでのシーズン前テストでは何度もトラブルに見舞われ、その通算周回数は全チーム中最下位となっている。

だが、そうした中にあってもフェルナンド・アロンソは全く心配をしていないと次のように主張した。

「もしオーストラリア(開幕戦オーストラリアGP)が明日だとしたら、僕たちはその準備ができていただろう」

「もちろん、もっと多くの周回を行う計画だったよ。だけど僕はこの仕事を18年もやっているし、テストでは問題が発生するものさ」

「違いは今日、何百人もの記者たちがここにいて、赤旗が振られただけでヒステリー状態になるってことさ」

「だけど、今年のクルマには根本的に悪いところは何もないんだ。僕も安心して眠ることができているよ」

■時間をかければ問題は解決できるとブーリエ

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエも、バルセロナで発生したトラブルによって失望しているようなことはないと次のように主張した。

「これもゲームの一部なんだ。我々はすべてに対応できるはずだと確信しているよ」

「新たなエンジンサプライヤーを迎え、我々のクルマは全く新しいものになっている。だが、特に警戒すべきようなことは何もないよ。時間さえかければすべて問題なくなるはずだ」

■方向性は間違っていないとブーリエ

ほかにもルノーPUを搭載するクルマがあるもののマクラーレンにだけトラブルが多発するのは、マクラーレンの2018年型車MCL33の後部がとりわけコンパクトなレイアウトにまとめられていることが原因なのではないかという説もある。

だが、ブーリエはそれは事実ではないと主張している。

「いや、そのこととは全く関係のないことだ」

そう語ったブーリエは次のように付け加えた。

「我々はこの選手権において最高のクルマを造ろうと努めてきた。そして我々の方向性は正しいと確信しているよ」

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