2019年には新たに3つのF1グランプリがカレンダーに加えられ、年間24戦というかつてないスケジュールで行われることになるかもしれない。
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ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、F1オーナーのリバティ・メディアは、2019年から新たにベトナム、アメリカのマイアミ、そしてアルゼンチンのレースを加えるために契約交渉を行っているという。
ベトナムは首都ハノイに設けられる市街地コースとなり、フロリダ州に位置するマイアミも同じく市街地サーキットでの開催が検討されているという。
一方、アルゼンチンについてはかつてF1アルゼンチンGPの舞台となっていたブエノスアイレスのオスカル・ガルベス・サーキットでの開催が予定されているようだ。
■ベトナムとマイアミは2019年から?
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、「これらのサーキットはすでにFIA(F1統括団体である国際自動車連盟)の承認手続きに入っている」とし、次のように続けている。
「我々が得た情報によれば、ハノイとマイアミに関しては来年のカレンダーに載ることがほぼ間違いないようだ」
「ブエノスアイレスについては、サーキット改修にかかわる財政面やエントリー料がまだ明確となっていない」
■ベトナムとの契約はまとまるはずだとエクレストン
一方、前F1最高責任者のバーニー・エクレストンは数日前『Forbes(フォーブス)』に対し、数年前にベトナムでのF1開催契約がほぼまとまりそうなところまで行っていたと次のように語っていた。
「私がベトナムと結ぶことができたはずの契約は6400万ドルになるはずだった。(リバティ・メディアは)間違いなくベトナムの人たちと契約を結ぶことができるだろう」
今年は全21戦で行われる予定となっているF1だが、もし来年新たに3レースが増えることになれば合計24戦という前代未聞の年間レース数となりそうだ。