26日(月)から4日間にわたってスペインのバルセロナで2018年のシーズン前公式F1テストが行われているが、F1チームたちがこのテストを1日延長するよう提案を行っているようだ。
初日の26日には雨が降るなどの天候不良に見舞われたバルセロナだが、28日(水)には雨どころか雪となる予報も出ている。
当然ながら、今週のバルセロナ地方は気温もかなり低く、どのF1チームもタイヤに十分な熱を入れることが難しくなっている。
■最大の課題は天候条件
初日の26日に走行を担当したフェラーリのキミ・ライコネンは、セッション後に次のように語った。
「天候が最大の課題だね」
「ほぼ8℃しかないし、それじゃ寒すぎるよ」
ルノーのニコ・ヒュルケンベルグも次のように続けた。
「最初は少しばかり怖かったよ。まるでウエット状態で運転しているような感じだったからね」
■雪が降れば走れないしファンに気の毒
初日に右リアホイールが脱落するというトラブルに見舞われたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、水曜日に雪が予想されていることについて次のように語っている。
「もしそうなれば僕たちはあまりドライブしないだろうし、それはファンにとっては気の毒だね」
■1日延長が好ましいとサインツ
こうした中、いくつかのチームが、悪天候が予想される28日(水)は走行を取りやめ、当初の予定を1日ずらして3月2日(金)までテストを延長しようという提案を行ったと伝えられている。
「そのことは耳にしたよ」
そう語ったルノーのカルロス・サインツは母国スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように付け加えた。
「個人的にはそうなって欲しいな。だって、金曜日には寒いけれど日差しはあるというバルセロナでは普通の日になりそうだからね。もし本当にそうなったらうれしいな」
ちなみに、27日(火)の2日目のセッションもすでにスタートしているが、気温は5℃、路面温度も4℃ほどしかなく、開始から2時間が経過した時点ではまだ1台もタイム計測ラップを行っていないようだ。