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ウィリアムズ「シロトキンを選ぶことに迷いはなかった」

2018年02月21日(水)16:48 pm

ウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズが、ロシア人ルーキードライバーのセルゲイ・シロトキンを2018年のドライバーに選んだのは絶対に間違いではなかったと主張した。

■シロトキン登用には疑問の声も

ウィリアムズでは昨年限りでF1引退を決めたフェリペ・マッサの後任ドライバー決定に時間をかけていたが、最終的にはロバート・クビサなどのライバルを抑えて22歳のシロトキンがシートを確保した。だが、F1関係者の中には、ウィリアムズがシロトキン登用を決めた最大の理由は彼のスポンサーが巨額の費用をチームに持ち込むことができるからに過ぎないと考えている者もいる。

だが、チーム設立者兼代表であるフランク・ウィリアムズの娘であり、現在はチーム副代表という肩書を持つクレアはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「私たちはここ2、3年は若いドライバーにチャンスを与えてきましたが、これまでは常にうまく行っています」

「もしほんのわずかでも疑いがあれば、私たちが彼(シロトキン)を選ぶことはなかったと断言することができます」

■アロンソだってペイドライバー!

そう主張したクレアは、やはり資金力でシートを得た「ペイドライバー」だと言われることが多いランス・ストロールを昨年デビューさせたことも間違いではなかったと次のように付け加えた。

「ランスは決して評価は高くありませんでしたが40ポイントを稼いでみせましたし、3強チーム以外で唯一表彰台に上ったドライバーとなったのですからね」

クレアはさらに、そうした若手ドライバーを「ペイドライバー」と呼ぶのはフェアなことではないと次のように主張した。

「そもそも、ペイドライバーとはどういうものですか? スポンサーを持ち込むドライバーのことでしょうか? それならば、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)もその1人ですね」

■シロトキン決定に金は無関係

2016年まで最強メルセデスAMGの技術責任者を務め、2017年にウィリアムズの最高技術責任者に就任したパディ・ロウ(チーフテクニカルオフィサー)もシロトキンを選んだ理由を次のように語った。

「我々は多くの時間をかけてドライバーたちを分析した。そしてデータによって決断したんだ」

「そして、そのデータを分析した者は誰がいくら金を持ち込めるかなんて知らなかったんだ。本当だよ」

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