レッドブルがほかのトップチーム勢よりも一足早く19日(月)に2018年型F1カーを公開。この後最大のライバルであるメルセデスAMGとフェラーリが22日(木)に2018年型車を発表することになっている。
その2強チームであるメルセデスAMGとフェラーリに挑戦することになるレッドブルだが、もうひとつ警戒すべきチームがあるとすれば、それは今年から同じルノーPU(パワーユニット)を搭載するマクラーレンだろう。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)はマクラーレンとのライバル関係について次のように語った。
「マクラーレンは素晴らしいチームだし、彼らと戦うのを楽しみにしているよ」
「だが、我々は特に昨シーズン後半に素晴らしい進歩を遂げることができたし、その勢いを2018年にもつなげていきたいと思っている」
「ルールはほとんど(2017年と)同じだ。だから2017年に学んだ多くのことを我々の新しいクルマの開発に生かせるよ」
レッドブルもマクラーレンもルノーからPUを購入する顧客という立場であり、そういう意味では同等の位置にいると考えてもいいだろう。だが、これまで長くルノーと一緒にやってきたレッドブルと、昨年までホンダと組んでいたマクラーレンを比較すれば、ルノーPUとのマッチングという点ではレッドブルが有利なのは間違いないだろう。
いよいよ来週26日(月)からスペインのバルセロナでシーズン前F1公式テストがスタート。そこで各チームの2018年型F1マシンの力量が明らかになっていくことになる。