前F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、昨年F1新オーナーとなったリバティ・メディアを立て続けに批判している。
リバティ・メディアによってF1最高権威の座を追われ、現在は実権を持たない名誉会長職に置かれている87歳のエクレストンは先週、リバティ・メディアがグリッドガールを廃止する決定を行ったことに対して批判を行っていた。
だが、87歳のエクレストンはその後もリバティ・メディアに対して辛口のコメントを行っている。
「ここまでのところ、意味のあることはひとつもなかったよ」
リバティ・メディアが行ってきた施策についてスイスの『SonntagsBlick(ゾンタークスブリック)』紙にそう語ったエクレストンは次のように付け加えた。
「彼らがやっていることはほぼすべてが間違いだ」
エクレストンは少し前、リバティ・メディアは自分がグランプリに顔を見せるのを好ましく思っていないようだと発言し、2018年には原則としてF1レースには姿を見せないことになるだろうと示唆していた。
うわさでは、エクレストンの後任として新F1最高責任者に就任したチェイス・キャリーや、F1モータースポーツ責任者のロス・ブラウン、そしてF1マーケティング責任者のショーン・ブラッチーズなどの現F1首脳陣は意図的にF1からエクレストンの足跡を消しさろうとしているようだとも言われている。
そうしたうわさについて質問されたエクレストンは、次のように答えている。
「そういうふうに見えるね」