10月21日(日)に富士スピードウェイで開催が予定されているWEC(世界耐久選手権)の6時間耐久レースの日程が変更になるかもしれない。
■アロンソ唯一の欠場はWEC日本ラウンド
今週、マクラーレンF1チームに所属するフェルナンド・アロンソが今年はF1とWECの両方にかけもち参戦することが正式に発表された。アロンソは原則としてF1とWECのすべてのレースに出走することになるが、唯一の例外がWECの日本ラウンドである富士スピードウェイでの6時間耐久レースだ。
その週末にはF1アメリカGPが開催されることになっているため、マクラーレンとの合意に基づき、アロンソはF1を優先して富士スピードウェイでのWECレースは欠場することになる。
■WEC富士の日程が変更に?
だが、このほどアロンソの母国スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』や『Marca(マルカ)』が伝えたところによれば、WECでは富士スピードウェイでもアロンソを走らせるために、日本ラウンドの日程をF1と重ならない週末に変更する検討を開始したようだ。
とりわけ、アロンソをチームの一員として迎えたトヨタにとってはホームレースでアロンソが走らないというのは大きな痛手であり、日程の変更を望んでいるようだという。
■実現すればアロンソは5週連続出走に
もし日程が変更となる場合、最も可能性が高い候補日となるのは本来の予定よりも1週間早い10月14日(日)だろう。
その前の週末には鈴鹿でF1日本GPが開催されることになっているため、アロンソはそのまま日本にとどまって翌週WECレースに出走することが可能となる。アロンソの移動による負担などを考えれば、それが最善の策と言えそうだ。現時点では、その週末には富士スピードウェイにほかのレース予定などは入っていない。
ただし、そうなった場合、アロンソは9月末に行われるF1ロシアGP以降、F1日本GP、WECの富士6時間、F1アメリカGP、F1メキシコGPと、5週間連続でレースに出走することが求められることになる。