レッドブル首脳のヘルムート・マルコが、2018年のホンダPU(パワーユニット)にはかなり期待が持てるとの見解を示した。
昨年、3年におよんだマクラーレンとの関係が解消されたホンダだが、2018年にはレッドブルのジュニアチームであるトロロッソにワークスPUを供給することになっている。
■ホンダはすでに何かをつかんだ
現時点では、“ホンダPUが大きな進歩を見せれば”というただし書き付きかもしれないが、2019年にはレッドブル・ホンダが誕生する可能性もかなり高いと考えられている。
「ホンダは非常に頑張っているし、すでに何かをつかんでいるよ」
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったマルコは次のように付け加えた。
「恐らく、彼らは(2018年の)2つめの(スペック)エンジンでルノーのレベルに到達してくるだろうと思う」
■アロンソがホンダのイメージダウンを狙っていた?
マルコはさらに、昨年までホンダPUがその力を発揮できなかったのは必ずしもホンダにだけ責任があるわけではなく、マクラーレンのドライバーであるフェルナンド・アロンソも足を引っ張っていたのだと考えている。
「ホンダはマクラーレンのシャシーに適応させるために妥協を強いられていたんだ。だから自由に開発をすることができなかったのさ」
そう語ったマルコは、次のように付け加えた。
「それに、アロンソはエンジンを悪く見せるために、できることは何でもやっていたよ」