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アメリカのドライバーたちがハースのボスに大反撃

2018年01月15日(月)19:46 pm

アメリカの有名なドライバーたちが、ハースF1のチーム代表ギュンター・シュタイナーが行ったコメントに強い不快感を示した。

2016年にF1挑戦を開始したハースは2018年には3年目のシーズンを迎えることになる。だが、アメリカンF1チームでありながら、ハースはこれまでアメリカ人ドライバーを登用したことは一度もない。

その理由を尋ねられたイタリア出身のシュタイナーは、数日前に、それはアメリカにはF1にふさわしいドライバーがひとりもいないからだと語ったことが報じられていた。

■アメリカ人ドライバーは優秀だとレイホール

これを受けて、インディカーで10年間にわたってドライバーを務めてきたグレアム・レイホールは自身のツイッターを通じて次のような反論を展開した。

「まったくデタラメだ」

「もしハースが本当にそう信じているのなら、我々のうちの誰かに声をかけてチャンスを与えてみればいい」

「アメリカ人ドライバーたちはすごく優秀なんだ。才能豊かな連中がたくさんいるよ」

そう主張したレイホールは、インディカーの方が「いずれにしても、もっと競争が激しいんだ」と付け加えている。

■アメリカチームが母国のドライバーにダメ出ししてどうする?

また、2016年からインディカーにフル参戦を開始したコナー・デイリーも次のように主張している。

「自分たちはアメリカのチームだと言いながら、母国のドライバーたちは全然ダメだなんてよく言えるよね」

「こちらで名声を得たドライバーを検討するということすら全然していなかったしね」

■アメリカにはF1を目指す道が欠けているだけ

さらに、NASCARの名ドライバーとして知られるジェフ・ゴードンは次のように語った。

「F1チームは、9歳か10歳のころからヨーロッパで訓練を受けてそこで成果を出さない限り、本当にアメリカ人ドライバーを受け入れることなど決してないだろうね」

「アメリカには適正なチャンスといい環境さえ与えられれば成功を果たすことができる素晴らしい才能を持つ者がたくさんいるよ。だが、今後もしばらくはそうはならないだろうね」と46歳のゴードンは付け加えた。

1978年のF1チャンピオンである77歳のマリオ・アンドレッティは、シュタイナーの今回の発言について次のように語った。

「間違っているし、ごう慢だ」

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