ロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンに近い人物が、ウィリアムズとの交渉に関してコメントを行うことを拒否したと伝えられている。
今年、誰が引退したフェリペ・マッサに代わって誰がウィリアムズのシートを獲得することになるのか、いまだに明らかとなっていない。
2017年シーズンが終了した時点では、2011年のラリー事故での大けがを乗り越えてロバート・クビサがウィリアムズの一員として8年ぶりにF1復帰を果たす可能性が高いと言われていた。
だが、最近の報道によれば、シロトキンがロシアの潤沢なスポンサーマネーの力を借りてウィリアムズのシートを獲得するのがほぼ確実だと言われており、一部メディアではすでに2年契約で合意したとも伝えられている。
だが、元F1ドライバーのミカ・サロが、最近母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に次のように語った。
「そのことについては何もコメントできないんだ」
かつてトヨタやフェラーリで活躍したサロは、現在シロトキンが所属するSMPレーシングのスポーティングディレクターを務めている。
SMPレーシングは、ロシアのSMP銀行がメインスポンサーとなって運営されているドライバー育成プログラムだ。伝えられるところによれば、SMPレーシングでは22歳のシロトキンにウィリアムズのシートを獲得させるために2018年に2千万ドル(約23億円)を支払うという条件を提示しているという。
2月26日(月)から始まる2018年最初の公式テストまであと1か月半ほどとなっているが、ウィリアムズもいつドライバー体制を発表するのかなどの情報は何も発していない。