2018年にトロロッソ・ホンダのフルタイムドライバーを務めることになるブレンドン・ハートレイが、今年はほかのカテゴリーのレースに出走するつもりはないと語った。
■回り道をしてF1にたどり着いたハートレイ
ニュージーランド出身のハートレイはかつてレッドブルの育成ドライバーだった時期がある。だが同期のダニエル・リカルド(現レッドブル)との差が開いたこともあり、2010年シーズンの中途で解雇されてしまったという経緯がある。
だが、ハートレイはその後ほかのカテゴリーで着実に成長を遂げ、WEC(世界耐久選手権)でポルシェチームの一員としてタイトルを獲得する活躍を見せた。そして2017年シーズン終盤に再びレッドブルと契約し、F1第17戦アメリカGPでトロロッソからF1デビューを飾っている。
■2018年はF1だけのためにエネルギーを使う
2018年にトロロッソ・ホンダのフルタイムドライバーとなったハートレイは、2017年限りでWECから撤退したポルシェとの関係も維持しているものの、今年はF1だけに集中していくつもりのようだ。
「僕はこれからもポルシェとは提携していくことになるけれど、F1以外のレースをするつもりはないよ。僕は(F1に)完全に集中していくことが必要だから、そうすることが賢明だと思っている」
地元紙『NZ Herald(NZヘラルド)』にそう語ったハートレイは次のように続けた。
「僕はすべてのエネルギーと時間を、体調管理を行っていい形でうまくレースに臨むことに費やし、今季をいいものにするために全力を尽くすつもりだよ」
「ここに到達できたのは僕にとってはものすごく大きなチャンスだからね」
28歳のハートレイは最後に次のように付け加えている。
「だけど、僕にはこれから大きな挑戦が待っている。そのことはよく分かっているよ」