元F1ドライバーのハイメ・アルグエルスアリが、同じスペイン出身のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がもっと違う姿勢で臨んでいれば、今ごろ8回はF1タイトルをとれていただろうと語った。
■アロンソが犯した3つの大失敗とは?
最高レベルのF1ドライバーだという評価がある一方、アロンソに関してはその強い個性とそこから導き出される判断について批判的な見方をする者たちも少なくない。
F1関係者の中には、アロンソはこれまでのF1キャリアにおいて少なくとも3つの大きなミスを犯したと考えている者もいる。それは、2007年にわずか1年限りでマクラーレンを去ったこと、そして2014年にフェラーリを離脱することを決めたこと、そして2015年にマクラーレン・ホンダのプロジェクトに加わったことだ。
■アロンソは“自分がF1”だと考えていた
2009年から3年間レッドブルのジュニアチームであるトロロッソのドライバーを務めていたアルグエルスアリは、バルセロナのローカル紙『Diario Ara(ディアリオ・アラ)』に対し、アロンソについて次のように語っている。
「彼は2度F1チャンピオンになった。だけど、誰もが認める彼の才能からすれば、彼は8回タイトルをとれたはずだよ」
「間違いなく、ある時点で彼は“僕がF1だ”と考えていたんだ」
「フェルナンドはこれまで何でも自分のやり方で通してきた。そして彼が間違いを犯したときには、そのミスの原因を自分の中に見つけようとするのではなく、常に他者に責任を押し付けていた」
■アロンソは今後変わっていける?
2015年に25歳の若さでモータースポーツから引退したアルグエルスアリは最後に次のように付け加えた。
「問題は、彼はこれから変わっていけるのかということだ。彼がその方法を知っているかどうか、僕には分からないな」