レッドブルのダニエル・リカルドが、2018年シーズンには自分のパフォーマンスをさらに向上させるつもりだと語った。
レッドブルの育成ドライバーとしてF1キャリアを積み上げてきたオーストラリア出身のリカルドだが、2014年には4年連続F1チャンピオンのチームメート、セバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)を上回るパフォーマンスを見せ、一躍トップドライバーの仲間入りを果たした。
■2019年にはチーム移籍もうわさされるリカルド
現時点でもリカルドがトップレベルのドライバーであるとの評価に変化はなく、レッドブルでも現契約が切れる2019年以降に向けても契約を延長したいとの意思を示している。
リカルド本人は、現状のレッドブルでは目標としているF1タイトル獲得は難しいと考え、2019年にはメルセデスAMGあるいはフェラーリへ移籍するチャンスを探っていると言われている。
■2017年はパフォーマンスではフェルスタッペンに見劣り
だが、リカルドのチームメートであるマックス・フェルスタッペンは、2017年シーズン前半は搭載するルノーPU(パワーユニット)のトラブルなどによるリタイアが多かったこともあって年間ランキングはリカルドに次ぐ6位だった。
しかし、予選ではリカルドはフェルスタッペンに7勝13敗と大きく負け越し、決勝でもフェルスタッペンが2勝をあげたのに対し1勝だけと、最近はリカルドがフェルスタッペンの引き立て役に回ることの方が増えていた。
■2018年は予選を改善する
リカルドも2018年には予選での速さに磨きをかける必要があるとロシアの『Sport Express(スポルト・エクスプレス)』に次のように語った。
「昔は、僕はレースではあまり攻めることをせず、予選の方でいいパフォーマンスを示すことが多かった」
「だけど、今シーズンはすべてが変わってしまったし、土曜日が僕にとってあまりいい日ではなかったよ」
「僕は、日曜日(決勝)には今でも一貫して進歩を遂げることができていると感じている。だけど今年の予選では上達が見られなかった」
そう語ったリカルドは、次のように付け加えた。
「後退してしまったとは言わないけれど、来年はその改善に取り組むことになる。常に何かを改善することはできるものだからね」