2018年にトロロッソのフルタイムドライバーを務めるピエール・ガスリーは、ホンダPU(パワーユニット)が常にポイントを狙えるほどのパフォーマンスを発揮してくれることを願っている。
2015年にマクラーレンへのエンジンサプライヤーとしてF1復帰を果たしたホンダだが、以降3年間にわたって苦しいシーズンを送ることとなり、ついに2017年限りでマクラーレンから関係を解消されてしまった。
一時はF1撤退の可能性も指摘されたホンダだが、2018年はレッドブルのジュニアチームであるトロロッソへワークスPUを供給することになった。
■ポイント争いができるだけの力を期待
21歳のガスリーは、2018年シーズンに向けて母国フランスの『Ouest-France(ウエスト・フランス)』に次のように語った。
「ほぼすべての週末でポイント争いができるような力が持てることを期待しているよ」
「だけど、ホンダと組むことになっていろんなことが変わりつつある。だから今日の時点では来シーズンを通じてどれほどの力を持てるかはまだ分からない。2月のテストを待つしかないね」
■母国フランスでのレースを楽しみたい
フランス出身のガスリーは、2018年には10年ぶりにF1フランスGPが復活開催されることをすごく楽しみにしていると次のように続けた。
「F1でホームグランプリがあるというのは素晴らしいことだし、来年は3人のフランス人ドライバーとモナコ人ドライバーもひとりいるしね」
「僕はアラン・プロストやジャン・アレジと話をすることができたんだけど、彼らからはそれ(フランスGP)は年に一度だけの特別な瞬間だから、楽しむようにと言われたよ」
ちなみに、ガスリーが語った3人のフランス人ドライバーとは、ガスリー、ロマン・グロージャン(ハース)、エステバン・オコン(フォース・インディア)であり、モナコ人ドライバーというのはザウバーからF1デビューを飾ることになるシャルル・ルクレールのことだ。