セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、フル電動フォーミュラカーによる世界選手権であるフォーミュラEには興味がないと語った。
■順調な発展を見せるフォーミュラE
2014年に初開催されたフォーミュラEだが、その後着実に発展を遂げてきている。
ヨーロッパを中心に化石燃料を使用する自動車の販売を将来的に禁止する法案が検討されていることもあり、今後市販車の電化がさらに加速されていくのは間違いない。
そんな中、フォーミュラEは未来のモータースポーツを象徴するものだという気運も高まってきており、電気自動車の開発促進に向けた技術的挑戦を目的として新たに参戦する自動車会社も増えている。
そして、シリーズの人気が高まるにつれてフォーミュラEのドライバーにはF1経験者たちが増えつつあり、ドライビングのレベルも向上しつつあると言われている。
■フォーミュラEに興味はないとベッテル
だが、これまでに4回F1チャンピオンに輝いたベッテルにとってフォーミュラEは魅力を感じるシリーズではないようだ。
「僕にとっては、これは未来ではないよ」
「電気自動車は現在世界でもすごく人気が高まっている。だけど正直で、モータースポーツに親近感を持っている人たちはフォーミュラEのことはあまり気にしていないと思うよ」
スイスの『Blick(ブリック)』にそう語ったベッテルは、次のように付け加えた。
「(フォーミュラEの)クルマはそれほど速くないし、あのレースで走っている多くのドライバーたちから聞いたところによれば、ドライビングもそれほどエキサイティングではないらしいからね」