NEXT...F1開催スケジュール

2019年以降は3週連続F1開催を避けたいとロス・ブラウン

2017年12月01日(金)17:02 pm

F1モータースポーツ責任者であるロス・ブラウンが、2019年シーズン以降は3週連続でF1が開催されることがないようにしていきたいとの見解を述べた。

2018年はF1マレーシアGPが姿を消すものの、ドイツGPとフランスGPがカレンダーに復活することにより、2017年より1レース多い年間21レースが開催されることになる。

■2018年には初の3週連続開催も

だが、2018年のF1カレンダーでは、フランスGP(6月24日決勝)、オーストリアGP(7月1日決勝)、イギリスGP(7月8日決勝)が3週連続開催となる。これまでも2週連続開催は珍しくはなかったが、3週連続開催というのはF1の歴史でも初めてのことだ。

これはちょうど2017年6月14日(金)から7月15日(日)にかけてロシアでサッカーのワールドカップが開催されるため、その決勝戦開催日とずらすために、通常であれば7月15日に開催されることになるイギリスGPの開催を1週前倒ししたことによるものだとされている。

■3週連続開催はワールドカップ対応の緊急措置

ブラウンは、ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。

「ワールドカップによってめったにない問題を抱えることになってしまったんだ」

「決勝は午後に行われるし、その週末にレースを行うのはかなりまずいことになってしまうだろう」

そう述べたブラウンは、次のように付け加えた。

「我々としては3週連続開催でこの問題に対応するしかなかったんだ。だが、我々としてはこういう形を将来的に繰り返したいとは思っていない。これは緊急措置だったんだ」

■年間レース増でF1のレースフォーマットも変化?

しかし、F1新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアは、ヨーロッパでの伝統レースを重要に考えるとしつつも、アメリカ国内でのレースを増やしていくという方針も明らかにしており、最終的には年間のF1レース数が25もしくは26にまで増えるのではないかとも言われている。

そうなればF1チームの負担も増大することになるわけだが、こうしたことに対応するために、F1では将来的に金曜フリー走行を廃止して、土曜日と日曜日の2日間だけの開催とすることも検討されていると言われている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック