ピレリが2018年に新たに投入を予定している「ハイパーソフトタイヤ」はドライバーの評判も上々のようだ。
28日(火)と29日(水)にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催され、ドライバーたちは2018年からF1公式タイヤサプライヤーであるピレリが新たに導入するハイパーソフトタイヤのテストを行った。
これまでのウルトラソフトよりもさらに軟らかいコンパウンドが採用されるこのハイパーソフトは側面のロゴやラインにピンク色が施されることになっている。そしてピレリによればこのハイパーソフトはウルトラソフトよりも1周当たりほぼ1秒ラップタイムを短縮することができるという。
■ピレリの最高傑作だとハミルトン
2017年のF1ドライバーズタイトルを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、このハイパーソフトについてこれまでのピレリタイヤの中では最高のものだと評価したと伝えられている。
またハミルトンのチームメートであり、2017年の最終戦アブダビGPを制したバルテリ・ボッタスも2017年のタイヤと2018年用タイヤの間には「明らかな違い」があると感じたとコメントしている。
■驚くべきタイヤだとベッテル
また、29日のテストで最速タイムを刻んだセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)も新タイヤに非常によい印象を持ったようだ。
「この新タイヤは本当に驚きだよ」
「すごく進歩している。だけど、もちろんどのサーキットでこのタイヤを使うことになるのかを決めるのはピレリだけどね」
そう語ったベッテルは、次のように付け加えた。
「1周のアタックでは本当に速い。そしてほかのタイヤよりもかなりはっきりと性能低下が起きてくる。でもそれも許容範囲内だ。ともあれ、本当に興味深いテストだったよ」