今季通算4回目のF1ドライバーズタイトルを手にした最強ドライバーのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が、20歳のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を評価しつつ、まだ負けるつもりはないと語った。
今シーズン中にはメルセデスAMGへの移籍もうわさされたオランダ出身のフェルスタッペンだが、結局レッドブルとの契約を2020年まで延長している。
■10年すれば今の自分くらいにはなるだろうとハミルトン
ハミルトンは、日本流に言えば自分よりも一回り若い12歳年下のフェルスタッペンについてオランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。
「マックスはホットな若手だね」
「彼は大きく騒がれているけれど、それを静かにさせる最善の方法は彼に勝ち続けることだね」
ハミルトンは、フェルスタッペンはまだ自分や、やはり4回F1王座についたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の域には達していないとしつつも、「だけどマックスの腕前はものすごいよ。10年もすれば彼は今の僕たちと同じくらいうまくなると思うよ」と付け加えた。
■まだ成長すべき部分があるとヴォルフ
メルセデスAMGのエグゼクティブディレクターを務めるトト・ヴォルフも、「フェルスタッペンは次のスーパースターだろうね」と語り、イタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に次のように付け加えている。
「だが、彼はまずは自分の成長プロセスをしっかりと進め、それをクルマの開発能力など、すでに身につけている才能と結びつけていく必要があるよ」