2017年F1最終戦アブダビGPが11月24日(金)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で開幕。現地時間17時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がトップに立った。
●【P2タイム結果】2017年F1第20戦アブダビGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
予選や決勝と同じ時間帯で行われたこのセッションは各チームにとって貴重なデータ収集のチャンスであり、序盤はほとんどのドライバーがここに持ち込まれたドライタイヤの中では中間に位置するスーパーソフトタイヤで周回を重ねる。
開始から20分が過ぎたあたりで各チームが最初の走行プログラムを終えるが、この段階ではハミルトンがトップに立ち、それにレッドブルのダニエル・リカルド、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタス、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン、そしてレッドブルのマックス・フェルスタッペンと、順当に3強チームのドライバーがトップ6を占める展開となる。
これにウルトラソフトタイヤを履いたマクラーレンのストフェル・バンドーンが7番手で続き、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)とピエール・ガスリー(トロロッソ)をはさんでスーパーソフトタイヤのフェルナンド・アロンソが10番手につけた。
セッション開始30分あたりから一番軟らかいウルトラソフトタイヤで各ドライバーが予選シミュレーションを開始。フリー走行1回目でトップに立ったベッテルがいったんトップタイムを刻むものの、その後すぐにハミルトンが1分37秒877のコースレコードタイムをマークしてトップの座を奪い取る。
ウルトラソフトタイヤでの最初のタイムアタックでは、マクラーレン・ホンダのアロンソが7番手、バンドーンが8番手とフリー走行1回目に続き2台ともにトップ10に食い込む走りを見せた。
だが、その後セッションが進むと、フォース・インディアのセルジオ・ペレスとエステバン・オコンがタイムアップを果たし、3強チーム勢に続く7番手8番手に上昇。これにルノーのニコ・ヒュルケンベルグが9番手で続き、アロンソは最終的に10番手となった。
結局、その後ハミルトンのタイムを上回るドライバーは出現せず、ハミルトンがトップのままでチェッカーフラッグが振られた。マクラーレン・ホンダのバンドーンはこのセッションではトップ10に残ることができず12番手だった。
■フリー走行2回目トップ10ドライバー
トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:37.877
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:38.026
3番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:38.180
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:38.352
5番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:38.537
6番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:38.894
7番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:39.323
8番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:39.333
9番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:39.529
10番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:39.559
F1アブダビGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。