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現状ではF1参入は難しいとイルモア責任者

2017年11月23日(木)16:36 pm

レース用エンジンメーカーとして知られるイルモアのマリオ・イリエンが、2021年からF1にエンジンサプライヤーとして参入できる見込みはないと示唆した。

2017年からF1の新オーナーとなったリバティ・メディアは、非常に複雑で高価なPU(パワーユニット)と呼ばれる現在のF1エンジンルールを変更し、2021年以降はもっとシンプルなものとすることでイルモアやコスワースといった独立系エンジンメーカーのF1参入を促したいと考えている。

イルモアの共同設立者であり現在もテクニカルディレクターとして同社を率いるイリエンは、リバティ・メディアが明らかにした2021年以降のF1エンジンルールについてどう思うかと質問されると次のように答えた。

「原則として、その方向性は正しい。よりシンプルで低価格のテクノロジーであるべきだからね」

「だが、我々のような独立系メーカーとしては、外部からの援助がなければやってはいけないよ」

「私は我々がインディカーでやっているようなビジネスモデルを展開することはできなかった。なぜなら、恐らく顧客は1チームか2チームしかないだろうからね。そして、もし1チームでも代金を支払ってくれなければ、私は死んでしまうよ」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語った68歳のイリエンは、次のように付け加えた。

「私の後ろでスポンサーが支えてくれなければ、私はこのF1エンジンを造ることはできないだろうね」

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