これまで使用されていたF1のロゴマークが今後変わることになりそうだ。
今季から新F1オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアは、さまざまな形でのF1改革に着手している。
■視覚面でのF1改革も
メディア産業が本業のリバティ・メディアとしては、今後F1放送時にテレビを視聴している国ごとに地元に関連するスポンサー広告が表示されるなどのアイデアも導入するようだと言われている。
F1ビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトによれば、『Fox Sports(フォックス・スポーツ)』の元重役であるデビッド・ヒルが新たにF1運営組織の一員として加わり、こうした新たな試みをリードしていくことになるようだという。
こうした改革に関し、長年F1最高権威の座にあったバーニー・エクレストンの後任としてF1の新最高責任者となったチェイス・キャリーは次のように語っている。
「我々は現在プロフェッショナルとして仕事をしている。だが、我々がやっていることは10年前と恐らくそれほど違ってはいないと思っている。映像にしろ音にしろ、あるいはカメラアングルにしてもね」
「我々は、自分たちの製品がファンをワクワクさせ、期待を裏切らない革新性やエネルギーを持つものであることを確認し続けていかなくてはならないんだ」
■F1が新ロゴマーク変更を準備
そうした中、来季目に見える形で訪れる変化のひとつが、F1公式ロゴマークの変更になるようだ。現在のロゴは本記事に示した画像のように白地に黒の「F」の文字とスピード感を表すような赤字の「1」という図柄で構成されており、状況に応じて黒地に白のFが用いられることもある。
ロシアの『Sportbox(スポルトボックス)』が報じたところによれば、F1の各種ライセンス管理組織である「Formula One Licensing BV」が新たに3つの新しいロゴマークの登録を行ったという。
その記事によれば、今週末のF1アブダビGP(26日決勝)から新しいロゴに変わる可能性もあるという。