NEXT...F1開催スケジュール

【WEC最終戦】トヨタ・豊田章男社長「ポルシェとまた競いたい」WEC参戦継続か?

2017年11月20日(月)13:03 pm

11月18日(土)、バーレーン国際サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)第9戦 バーレーン6時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID #8号車が富士、上海に続く3連勝、今季最多となる5勝目を挙げて2017年のシーズンを締め括った。

●【WEC最終戦】小林可夢偉「GTと接触してペナルティ。謝罪した」

トヨタの豊田章男社長は、最終戦を終えて感謝のコメントを発表した。その中でWEC参戦継続をほのめかしており、最終戦後のルーキーテストではフェルナンド・アロンソがドライブしたこともあり、来季も参戦継続は濃厚のように見える。

■TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
決勝: 1位、 199周、ピットストップ 6回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分42秒997)

■TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス)
決勝: 4位、 196周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分43秒299)

■豊田章男 トヨタ自動車社長

「世界耐久選手権WECでのTOYOTA GAZOO Racingの戦いを応援してくださった皆様ありがとうございました。

現地に行き、チームに寄り添いながら共に戦った6月のル・マンでは私も本当に悔しい想いをしました。 そして、ファンの皆様にも、とても悔しい想いをさせてしまったと思います。その後も苦しい戦いが続き、その中でポルシェの撤退の知らせも聞きました。昨年のル・マンを経て、ポルシェは我々のことをライバルと認めてくださいました。そのライバルとの戦いを通じて、我々は、より速く、より強く走るための技術力を高めていくことが出来ていたのだと思います。

ポルシェとの戦いに向けて、私も含めたチームメンバー皆が心に持っていた想いは、もちろん「負けたくない」の一心でしたがその奥底には、ライバルに向けた「尊敬」と「感謝」の想いも持ち合わせていました。 ポルシェと残り3戦となった富士戦以降、改めて思ったのは、ポルシェに、「もう一度トヨタと戦いたい」と思ってもらえるレースをしたいということでした。

その為にも、富士、上海、そしてバーレーンは、必ず勝つという気持ちで臨み今回、それを達成することができました。シーズンチャンピオンは、前戦の上海でポルシェに決まりました。ポルシェの皆さま、改めて、おめでとうございます。しかし、もし、この最後の戦いを経て「もう一度、どこかで、トヨタと戦いたい」と思っていただけたなら、我々は、悔しい中にも、少し誇らしい気持ちで今シーズンを終わることができます。ポルシェの皆さま、ぜひ、いつの日か、どこかの道で、お互いの「もっといいクルマ」のために、また競い合わせていただければと思います。

その日に向けて、TOYOTA GAZOO Racingは、引き続き、クルマづくりを続けてまいります。TOYOTA GAZOO Racingのドライバー、エンジニア、メカニック、そしてパートナーの皆さん…このレースに携わる全ての関係者の皆さんで、これからも一緒にがんばりましょう!

最後に、今シーズンもTOYOTA GAZOO Racingを応援してくださったファンの皆さま、あらためて感謝いたします。皆さまからいただく大きなパワーは、我々の活動に欠かせません。自動車の未来のために、そしてお客様の笑顔のために、これからも挑戦と努力を重ねてまいります。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック