フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、将来的にル・マン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権)に参戦する可能性を強く示唆した。
すでに伝えられている通り、アロンソは先週末にバーレーンでトヨタのWEC用プロトタイプマシンで合計113周のテスト走行を行った。これは2018年に世界3大レースのひとつに数えられるル・マン24時間レースに出走する前準備だろうと考えられている。
■WEC参戦に前向きなアロンソ
アロンソはテスト後、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「このクルマはただ速いだけでなく、すごく一貫性があるね」
「どこかの時点でレースをしたいと思うよ」
■ポルシェ撤退の一方でトヨタは参戦継続
2012年から現在の形で開催されるようになったWECだが、2012年と2013年に王者となったアウディはすでに2016年シーズンを最後に撤退しており、2015年から今季まで3年連続でチャンピオンチームとなったポルシェも今季限りで撤退することが決まっている。
最高峰カテゴリーであるLMP1で唯一大規模自動車メーカーチームとして残ったトヨタは、2018-2019年にかけて装いを新たにして行われるスーパーシーズンにエントリーすることを正式に発表しており、アロンソが念願のル・マン24時間レースに出走する可能性はかなり高くなったと考えていいだろう。
アロンソは今後のことについて次のように語っている。
「将来のことを考える時間は十分にあるよ」