エグゼクティブディレクターとしてマクラーレンを率いるザック・ブラウンが、2018年にフェルナンド・アロンソが有名なル・マン24時間レースに出走する可能性を強く示唆したと報じられている。
かねてより世界3大レースに数えられるF1モナコGP、インディ500、そしてル・マン24時間レースのすべてで勝利することを目標としてかかげているアロンソだが、今年のインディ500挑戦に続き、2018年にはマクラーレンでF1フルタイムドライバーを務めながら、ル・マン24時間レースに出走することになるようだとのうわさが強くささやかれている。
■いつかインディやル・マンにも復帰したいとマクラーレン
ブラウンは、アロンソの母国スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。
「理想的には、我々としてはフェルナンドにマクラーレンで3冠を達成して欲しいと思っているよ」
「彼はモナコで勝っているし、我々もまたいつかインディやル・マンに戻ることになると思っているし、そのチャンスをうかがっているところだ」
だが、現在のマクラーレンにはまだル・マン24時間レースを戦うWEC(世界耐久選手権)のLMP1カテゴリーにエントリーできるクルマはない。
■アロンソがル・マン出場を望めばそれを受け入れる
一方、アロンソはブラウンが共同オーナーを務めるチームから2018年1月にアメリカで開催されるデイトナ24時間レースに参戦することがすでに決まっている。そして6月にはトヨタのLMP1チームからル・マン24時間に挑戦することになるものと考えられている。
ブラウンもこうしたうわさが真実であることを示唆するように、次のように付け加えた。
「それまでの間、もし彼がデイトナやル・マンで経験を積みたいと望むのであれば、我々もそれを受け入れるつもりだよ」