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ロバート・クビサが「有力候補」だとウィリアムズ

2017年11月14日(火)18:59 pm

ウィリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウが、今季のF1最終戦アブダビGP(26日決勝)の翌週に開催される公式テストをロバート・クビサに担当させる可能性が高いことを認めた。

■クビサのシーズン後テスト出走はほぼ確実?

2011年のシーズン開幕前にラリー事故で大けがを負ったものの、その後クビサはF1復帰に向けてラリーレースに出場しながら懸命のリハビリを続けてきていた。

今年、すでにルノーやウィリアムズで数年落ちのF1マシンでの走行テストに数回臨んでいたクビサだが、数日前にはシーズン後に行われる公式テストでウィリアムズの2017年型F1マシンを体験することになるようだとの報道が行われていた。

今季メルセデスAMGからウィリアムズに移籍したチーフテクニカルオフィサーのロウは、まだクビサがテストに出走すると決定したわけではないとしながらも、フィンランドのテレビ局『C More(セイ・モレ)』に次のように語った。

「2日間にかけて行われるタイヤテストに向けて最高の選択肢は何かということを検討しているところだ。そして彼(クビサ)が有力候補であることは間違いないよ」

■2018年のラインアップはパフォーマンス重視で決定

ウィリアムズでは巨額のスポンサーマネーを持ち込むランス・ストロールが来季も残留することは間違いないと考えられているが、今季限りでF1引退を決めたフェリペ・マッサのシートがひとつ空くことになり、現在そのシートを獲得しようとクビサを始め、ポール・ディ・レスタ(ウィリアムズ/リザーブドライバー)、パスカル・ウェーレイン(ザウバー)、ダニール・クビアト(元トロロッソ)らが争っている状態だ。

「我々には偏見はないよ」

そう語ったロウは、次のように付け加えた。

「我々にとって重要なことは、来年はパフォーマンスの観点から最高のラインアップとすることだ」

■クビサの方が有利だとクビアトの支援者

現在候補として挙げられているドライバーの中では、今季の第17戦アメリカGPを最後にトロロッソのシートを失ったダニール・クビアトが地元ロシアから多くのスポンサーを持ち込むことができると考えられている。

だが、そのクビサを支援するロシア自動車連盟会長のイゴール・エルミリンは、クビサが採用される確率の方が高いだろうと考えている。

エルミリンは地元ロシアの『Sportbox(スポルトボックス)』に次のように語った。

「純粋にスポーツ面から見れば、彼らはほぼ同等だろう。だが、PRという観点から見れば、恐らくクビサの物語の方が好まれるだろうね」

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