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【P3レポート】ホンダPUのアロンソが6番手 メルセデスとフェラーリは0.06秒差に4台/F1ブラジルGP

2017年11月11日(土)23:32 pm

2017年F1第19戦ブラジルGPが11日(土)、インテルラゴス・サーキット(1周4.309km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間22時)から行われたフリー走行3回目でメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがトップに立った。

●【P3タイム結果】F1第19戦ブラジルGPフリー走行3回目のタイム差、周回数

前日は好天に恵まれたインテルラゴスだが、土曜日のフリー走行3回目はどんよりとした曇り空の下で開始された。セッション序盤は朝降った雨で一部路面がぬれているところもあり、ほとんどのドライバーが一番硬めのミディアムタイヤで様子見の走行を開始する。

開始8分ほどのところでフェラーリのキミ・ライコネンが先陣を切ってブラジルに持ち込まれたドライタイヤの中で一番軟らかいスーパーソフトタイヤでコースインする。

ところがその直後にウィリアムズのランス・ストロールのクルマにメカニカルトラブルが発生。ストロールはターン7付近のコース上にクルマを止めてしまい、ここでVSC(バーチャルセーフティカー)が導入される。

VSC解除後にスーパーソフトでの走行を再開したライコネンがトップに立ち、同じくスーパーソフトに履き替えたチームメートのセバスチャン・ベッテルが2番手で続く。

ソフトタイヤを履いたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが3番手、ボッタスが4番手で続くが、ここで同じソフトタイヤを履くマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソがその間に割り込んで4番手につける走りを見せる。その後ボッタスがタイムを縮めて4番手の位置を奪い返すも、アロンソが同じタイヤでメルセデスAMG勢と互角の走りを見せた。

セッションが後半に入るころからほぼすべてのドライバーがスーパーソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始。メルセデスAMG勢が順当にタイムを縮め、ボッタスがトップに立ち、ハミルトンがわずか1000分の3秒差の2番手につける。

フェラーリもメルセデスAMG勢の上に出ることはできなかったものの、ライコネンがトップのボッタスから0.045秒差、ベッテルが0.058秒差という非常にわずかな差で3番手4番手につけた。

セッション終盤にレッドブルのダニエル・リカルドがタイムを改善し、アロンソの上に立つ。だが、アンダーステアに苦しむマックス・フェルスタッペンはスピンを喫するなどタイムを改善することができず9番手にとどまった。

結局、メルセデスAMGのボッタスがトップのままでセッションが終了。ホンダPUを搭載するマクラーレンのアロンソが6番手につける走りを見せ、予選に向けて期待を膨らませる結果となった。

チームメートのストフェル・バンドーンも最後にルノーのカルロス・サインツによってトップ10から引きずり降ろされたものの11番手でセッションを終えている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:09.281
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:09.284
3番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:09.326
4番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:09.339
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:10.244
6番手/フェルナンド・アロンソ(マクラーレン) 1:10.288
7番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:10.322
8番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:10.357
9番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:10.495
10番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:10.599

F1ブラジルGP予選は、日本時間12日(日)1時から始まる。

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