フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は、トヨタとともに来シーズンのル・マン24時間レース出場に向けて準備していると『BBC』が報じた。
■アロンソ、ル・マン24時間とWEC参戦か
トヨタとフェルナンド・アロンソの交渉は、ル・マン24時間に加え、2018年のWEC(世界耐久選手権)への参戦を含めた可能性まで拡げて話し合われているという。
まだ正式には契約に署名されていないものの、情報筋によると、少なくともル・マン24時間出場については合意されるだろう。
トヨタに近い情報筋は次のように語ったという。
「ル・マンは合意している」
「(WEC)シーズンの残りのレースはまだ交渉中だが、彼はほとんどのレースに出場するように思うよ」
WECからポルシェが撤退する来シーズンは、唯一のファクトリーチームとして参戦することになるトヨタにとってもフェルナンド・アロンソにとっても、念願の「ル・マン24時間、優勝」の可能性が極めて高い。
トヨタが来シーズンもWECを継続するか否かの正式発表はまだされていないが、情報筋によるとすでに予算は確保されており、2018年シーズンの新車も開発中だという。
■カレンダーでバッティングするのは1レースのみ
2018年シーズンのレースカレンダーはまだ正式決定していないものの、暫定では10月21日に行われるF1アメリカGPとWEC富士6時間耐久の1レースが重なっているだけだ。
また、アロンソは2018年1月にはデイトナ24時間に参戦することがすでに発表されており、「毎週レースがしたい」とも語っていた。
このことから、アロンソがF1と並行してWECに参戦する可能性も高い。
■来週、トヨタのマシンをテストへ
アロンソは、WEC最終戦バーレーン戦の翌日となる11月19日(日)に、同じバーレーンでトヨタのWECマシンをテストすることになるようだ。
マクラーレンは来シーズンからルノーを搭載するが、マクラーレンとアロンソの契約には、WEC参戦を阻害する契約はないものと思われる。ホンダとの契約の縛りが無くなる来シーズンは、“トヨタのフェルナンド・アロンソ”が見られるかもしれない。