2017年F1第18戦メキシコGPが10月28日(土)、エルマノス・ロドリゲス・サーキット(1周4.304km)で2日目を迎え、現地時間10時(日本時間29日午前0時)から行われたフリー走行3回目でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに立った。
●【タイム結果】F1メキシコGPフリー走行3回目、タイム差、周回数
セッション開始と同時にマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンがユーズドタイヤでコースに入り、タイム計測を行っていく。
その直後にコースインしたトロロッソのピエール・ガスリーだが、最初のタイム計測ラップに入ったもののターン12の手前でエンジンに異変が発生。ガスリーはそのままターン13のエスケープゾーンにクルマを止めてしまう。
ほとんどのドライバーたちがセッション前半から最も軟らかいコンパウンドのウルトラソフトタイヤで走行プログラムを組む中、レッドブルやフェラーリは最初はスーパーソフトタイヤでの走行プログラムを展開。
60分間のセッションが折り返し点を迎えるころには、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスがトップに立ち、それにチームメートのルイス・ハミルトン、フェルスタッペン、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、ルノーのカルロス・サインツ、フォース・インディアのセルジオ・ペレスなどが続く展開となった。
セッションの残り時間が20分に近づくころからトップチームドライバーたちも新品ウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションを開始していく。
まずはベッテルがトップタイムをマーク。しかしそのタイムを上回ってみせたフェルスタッペンはその後もタイムを短縮していき、セッション開始から45分にさしかかろうとするところでこのセッションでの最速タイムとなる1分17秒113をたたきだした。
その後、今季のタイトル獲得に王手をかけているハミルトンもタイムを短縮するが、0.075秒フェルスタッペンのタイムに届かず、このセッションは2番手で終えることとなった。
規定数を超えるパワーユニットエレメント投入により大きなグリッド降格ペナルティーを受けて最後尾スタートとなることが確定しているためか、マクラーレン・ホンダ勢はあまりショートランでの速さを見せることなく、このセッションはフェルナンド・アロンソが16番手、ストフェル・バンドーンは19番手で終えている。
■フリー走行3回目トップ10ドライバー
トップ/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:17.113
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:17.188
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:17.230
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:17.283
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:17.361
6番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:17.517
7番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:18.040
8番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:18.165
9番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:18.208
10番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:18.380
F1メキシコGP予選は、このあと日本時間午前3時から始まる。