マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、FIA(国際自動車連盟)への暴言についてSNSで謝罪した。
フェルスタッペンはF1第17戦アメリカGPで、最終周に追い抜いて3番手に順位を上げたが、コーナーをショートカットしたとして5秒加算ペナルティーを科され、結局4位フィニッシュに終わった。
この裁定に不満のフェルスタッペンは、審判であるスチュワードについて、自分に何度もペナルティーを科す「バカ」が1人いたと批判した。これは、オーストラリア人のギャリー・コネリーに向けられた言葉と見られている。
■「怒るのは当然」とフェルスタッペン
こうした態度には批判もあったが、フェルスタッペンはメキシコGP(29日決勝)を前に、次のように話した。
「レース後に不当に表彰台を奪われれば、怒るのは当然だと僕は思う」
「残念ながら、自分が使った言葉はもう変えられない」
■謝罪を求めたFIA
FIAの競技委員長であるチャーリー・ホワイティングは、フェルスタッペンへのペナルティーはスチュワード4人全員一致の決断だったことを明かし、次のように話した。
「今のところマックスは謝罪していないが、そうしたほうがいいだろう」
その後、フェルスタッペンは自身のインスタグラムに、次のような謝罪の言葉を掲載した。
「アメリカGPのあとで僕が使った言葉について、もう一度謝罪する」
「自分が使った言葉が不適切だったことは分かっている。誰か一人に向けたものではなかった」
■ライコネンからのアドバイス
また、アメリカGPでスチュワードを務めた元F1ドライバーのミカ・サロは、フェルスタッペンのファンから殺害予告を受けたことを明らかにしている。
アメリカGPでフェルスタッペンに抜かれたキミ・ライコネン(フェラーリ)は、サロが同じフィンランド人のライコネンを優遇したという考えを一笑に付した。
「彼はベルギーでもスチュワードの1人だった」
「そこで僕は、黄旗に関するくだらないことでペナルティーを受けたよ」
「マックスの気持ちは分かる」
「自分から見れば何でもないことで罰を受けたことは何度もあるからね。でも、どこかで水に流さないと」