セナ、プロスト、マンセル、ベルガーが激しいバトルで観客を魅了した1990年F1メキシコGPのレース・ハイライト映像が公開された。
レースを3番手からスタートしたアイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)は、序盤にウィリアムズを追い抜いてレースをリードし、すぐに十分なリードを築いていく。
後方では、13番手スタートのアラン・プロスト(フェラーリ)が怒濤の快進撃。残り15周となったところでチームメイトのナイジェル・マンセルをも追い抜いて2番手に浮上。次なるターゲットはアイルトン・セナだ。
そのセナはタイヤの急激な摩耗に苦しんでいた。
そして60周目、ついにアラン・プロストはアイルトン・セナを捉えてトップに立った。
ドラマはさらに起こる。アイルトン・セナの右リアタイヤがついに悲鳴を上げバーストしてしまったのだ。
そのセナのチームメイトであるゲルハルト・ベルガーは、2番手を走行中のマンセルを白煙を上げながらインからオーバーテイク。フェラーリのワン・ツー体制を崩す。
しかし、マンセルも諦めていない。ラスト2周、最終コーナー手前でベルガーを外から一気にオーバーテイクして2位を奪い返した。
1位アラン・プロスト、2位ナイジェル・マンセルで、フェラーリは1-2フィニッシュを決めたレースだった。
●【動画】セナ、プロスト、マンセルの激しいバトル/1990年F1メキシコGP(2:09)[F1.comへ]