先日、日産が来シーズンからフル電動フォーミュラカーによる世界選手権であるフォーミュラEに参戦することを発表した。これに関しては、日産がこれまでルノーのワークスチームであった『ルノーe.dams』を引き継ぐことが明らかとなっている。
ルノーでは2018年7月に最終戦が予定されているシーズン4を最後にフォーミュラEから撤退することになるわけだが、これはリソースをF1の方へ集中させることがその目的のようだ。
2016年にロータスからチームを買い戻す形でフルワークスチームとしてのF1挑戦を再開したルノーだが、昨年はコンストラクターズランキング9位で終えている。
しかし、今季は現在7番手につけており、残り3戦の結果次第ではランキング5位となる可能性も残されている。
フォーミュラEで過去3シーズンを制したルノーが、来年以降はさらに本腰を入れてF1での勝利を目指すことになるのは間違いない。
ルノーのマーケティング責任者であるティエリー・コスカスは、フォーミュラE撤退はF1へさらに注力するためだということを認め、次のように語っている。
「シーズン4終了以後は、我々はリソースをF1での大きな目標のためにつぎこんでいくことになる」