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【マクラーレン】一両日中にアロンソとの契約延長を発表か?

2017年10月18日(水)18:22 pm

フェルナンド・アロンソが2018年もマクラーレンに残留することが19日(木)にも発表されることになるかもしれないと報じられている。

9月には2018年にどうするかを決めるつもりだと常々語っていたアロンソだが、何も正式発表が行われないまま10月も間もなく下旬を迎えようとしている。

■近いうちにいい結論に達するとマクラーレンのボス

しかし、今週に入ってからマクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザック・ブラウンが、近いうちに発表ができるだろうと示唆している。

「我々はここしばらくずっとそばにいたよ」

そう語ったブラウンは、次のように付け加えた。

「我々はアジアでのレースに専念したかったし、新たなパワーユニットパートナーとの環境を整える必要もあったが、今ではそれも終わっている。私は、今後近いうちにフェルナンドを含めた我々の計画がいい形での結論を迎えるだろうと思っているよ」

■19日(木)に何らかの動き?

今週末には今季のF1第17戦アメリカGP(22日決勝)がテキサス州オースティンのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)で開催されるが、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が発表した19日(木)の公式ドライバー記者会見の出席者リストにアロンソの名前が記されている。

ブラウンは、アロンソがそこで何らかのニュースを発表するかもしれないと次のように続けた。

「彼(アロンソ)は木曜日にFIAの記者会見に出席する。我々としては何かを発表する前に契約を終わらせておく必要がある」

■マクラーレンとアロンソの交渉が長引いた理由は?

一時、マクラーレンとアロンソの間では4千万ユーロ(約53億円)にも上ると言われる巨額の報酬がネックとなって交渉がうまく進んでいないようだと報じられたこともあった。

だが、実際に両者間で合意の妨げとなっているのは、金額ではなく契約期間の方だと考えられている。そして、今年インディ500参戦で大きな話題を提供したアロンソが来年もほかのカテゴリーのレースに出たいと主張していることも課題となっているようだと言われている。

ブラウンも、アロンソとの新たな契約には、「ケース・バイ・ケース」でほかのレースに出走することが認められる場合もあるという趣旨の条項が加えられることになるだろうと認めている。

■2018年にル・マン出走の可能性は?

うわさでは、アロンソは2018年にWEC(世界耐久選手権)の1戦であるル・マン24時間レースへの出走を希望しているとも言われている。だが、一時期うわさに上っていたポルシェが今季限りで撤退することもあり、アロンソが2018年のル・マン24時間に出走できる可能性はあまりなさそうだ。

そしてマクラーレンにも現状ではWECの最高峰カテゴリーであるLMP1に参戦できるようなクルマはない。WECには市販車をベースとしたGTEクラスと呼ばれるカテゴリーもあるが、それについてもマクラーレンのレース仕様車であるGTシリーズをルールに合致するように改造することは無理だと考えられている。

ブラウンもWEC参戦の可能性について質問されると、「ル・マンに関しては我々も検討しているよ。メーカーとして、我々も会議には参加しているんだ」と答え、次のように付け加えた。

「ル・マンは興味深い。だが、彼らが用意するルールがいいプラットフォームとなる必要がある」

ともあれ、現地時間19日(木)の午前11時<日本時間:20日(金)午前1時>に開始されるドライバー記者会見(第2部)においてアロンソが2018年のマクラーレン残留を発表するのか、あるいはその記者会見前にマクラーレンが正式発表を行うのか、全世界から注目が集まることになりそうだ。

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