WEC第7戦富士6時間レースの決勝レースが11時から富士スピードウェイで行われているが、雨と濃霧のコンディションが繰り返し続いており、数回のセーフティカー、最終コーナーから1コーナーまでのイエローフラッグ、コース全体でオーバーテイクが不可能となるフルコース・イエローフラッグが出されるなど、レースをするには悪条件が続いていた。
そして6時間耐久レースの内4時間30分、全体の75%を経過した15時30分過ぎ、霧が濃くなったことからレーシングスピードで走行するには視界が悪く危険だということでレースコントロールは赤旗を出し、レースを中断した。ルール上、75%を消化するとレース終了として成立するためだ。
赤旗中断となってはいるものの時計は進んでおり、残り1時間となった16時現在も全てのクルマはホームストレートに停車している。
霧はさらに濃くなっており、ピット側からグランドスタンドが見えにくくなっている状況だ。次の判断は16時30分頃にされるという。
もしこのままレース終了が決定すれば、優勝はトヨタ8号車(中嶋一貴組み)、2位は7号車(小林可夢偉組み)となり、ポルシェのマニュファクチャラー・チャンピオンは次戦以降に持ち越しとなる。